万博会場の移動手段ご存じですか?
みなさまこんにちは
ホームエージェントの水谷でございます。
先週は間もなく開催されるパリ五輪についてお話しさせて頂きましたが、その翌年にも世界規模の大きなイベントが日本で開催されますよね。
「大阪・関西万博」。
イメージキャラクターの「ミャクミャク」やアンバサダーのダウンタウンの松本人志さんの活動休止や宝塚で起きた労働問題等、すでに何かと話題になっている本催しですが、本来のテーマは世界中の人々がアイデアを交換し、未来社会を「共創」(co-create)する場、人類共通の課題解決に向けて先端技術などの世界の英知を集め、新たなアイデアを創造・発信する場です。
この技術に関して、素晴らしい技術を持つ、日本のある企業がとんでもない事になっているのです。
「EVモーターズ・ジャパン」
2019年に設立した商用EVをコアに、リユースバッテリー、ソーラー発電システム、燃料電池、充電インフラを含めた5事業を柱に据えた新興企業の開発したEVバスが、万博の会場への移動手段として採用されることが決まったのです。
世界に名だたる企業がある中での大抜擢。
凄い事ですよね。
バッテリー劣化防止と電力消費の大幅低減を独自の技術で開発、ボディの一部には、軽量化(鉄の5分の1)と高強度(鉄の5倍)を誇る高強度複合材(CFRP)を使用したりと、世界最高峰の技術が詰まった車両が来場したお客様を運びます。
更にバスのすごいところは決められたルートの自動運転が一部導入されることが決まっているそうです。
まさに近未来ですね。
現在、同社のEVバスは日本のバス会社数社に導入されてはいるのですが、まだ数十台と規模はこれから拡大される段階。
大阪メトロとの契約では、万博に向け小型コミュニティEVバスと大型路線EVバス計100台を受注し、2023年7月以降順次納車を進めている。国内EV市場の規模を考慮すると、とてつもない大型契約ですね。
この影響もあり、EVモーターズ・ジャパンは第5期(2023年1〜12月)決算では売上高は44億7,002万円、当期純利益9,576万円を計上し、早くも黒字化を達成しています。
万博バブルが早くも表れています笑
日本の新興企業が自らの技術で勝ち取った快挙。
この快進撃を筆頭に、開催国の威厳を見せつけ、経済に新しい動きが出るといいなと感じたニュースでした。
松っちゃん早く帰ってきてほしいですね。