みなさんこんにちは

ホームエージェントの水谷でございます。

スマートフォンやAIの普及により、昔思い描いた近未来が少しづつ形になってきて、技術の進歩に驚かさせるばかりですが、ついに漫画の世界が現実になろうとしています。

「空飛ぶクルマ」。

まさかと思いました。

しかし現実なのです。

2018年に創業したSkyDrive社が開発するのは、eVTOL（電動垂直離着陸機）。

車のように日常的に利用できることから「空飛ぶクルマ」と名付けられました。

25年の大阪・関西万博では、同社を含む4社でデモフライトがお披露目されるそうです。

eVTOLに注目が集まる理由は、まさにクルマのような手軽さにあります。

原動力が電気のため、環境負荷だけでなく騒音が少なく、飛行音はヘリコプターの約3分の1で、上空にいるときは普通自動車よりも静かなのです。

また、ヘリコプターは離着陸には一定の勾配が必要で、その範囲内に建築物や樹木があると離着陸ができなのですが、本機は飛行機のような滑走路を必要としないため、空港がなくても離着陸が可能なのです。

コスト面でもメリットは大きく、離着陸が容易なため、道路や空港、ヘリポートといった交通インフラへの巨額投資が必要なくなります。

経済発展にインフラ整備が追いついていない東南アジアやアフリカ地域からは、日常的な輸送・交通手段としての期待が寄せられているとのこと。

さらに、シンプルな機体と動力構造のため、既存の航空機に比べて構成部品数が少なく、それによって製造やメンテナンスコストを抑えることもできます。

将来的には自動運転も導入可能で、パイロットの人件費や育成費用も不要になるという事です。

こんなメリット尽くしの「eVTOL」ですが、社会実装はいつになるでしょうか？

2026年を目指してヨーロッパ勢、アメリカ、中国が民間航空機の安全性と環境適合性の基準を満たす型式証明を取得中との事でした。

日本ではこの型式証明のハードルが高いそうで、SkyDrive社は世界に遅れを取らないように奮闘中とのこと。

順調に進めば日本では28年に大阪・森之宮に誕生する新駅での空飛ぶクルマの運航が可能に込みとの事でした。

更にはJR九州とも連携協定を結び、鉄道と空飛ぶクルマを組み合わせた移動体験をつくる予定もあります。

如何でしょうか？

近未来がもう未来じゃなくなってきているのです。

そういった技術が集結する「大阪・関西万博」。

様々な課題がたくさんあるそうですが、開催のために様々な方が尽力中との事。

楽しみですね！