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充電器が人を集める時代が来た



みなさまこんにちは

ホームエージェントの水谷でございます。


以前からブログでEV車やハイブリッド車のメリットデメリット、市場性等の話題をお話してきましたが、どちらの車種にも必要になってくる「充電」。


まだまだ市民権を得ていないような気はしますが、徐々に町にも浸透しつつある、「充電器」。

この充電器について面白いニュースを見かけました。


2024年に、ボストン大学とウィスコンシン大学マディソン校の研究者による査読付きの研究論文が発表されました。


米国の800以上の都市に約1600基あるテスラ・スーパーチャージャー・ステーションの影響について調査した同論文によれば、充電器が設置された後、充電器から200メートル以内にある小売店への月間訪問者数が4%増加したとの事です。


その効果は、充電器から150メートル以内にある小売店でもっとも顕著であり、客単価が5%増加しています。



オンライン学術誌「ネイチャー・コミュニケーションズ」に掲載された別の調査では、EVの所有台数と充電インフラが他州よりも普及しているカリフォルニア州において、充電器の設置により来店者数と客単価が緩やかに増加することも判明しています。


しかし、充電器の設置は複雑で費用がかかり、調査や設置許可の手続き、検査を経ると、設置完了までに18ヵ月かかることもあります。


低速充電器で最大7000ドル(約105万円)、高速充電器となれば、17万5000ドル(約2600万円)にもあります。




そのため多くの小売業者は、充電会社に運営を外注し、顧客から得た充電会社の収益を駐車スペースの使用料として毎月料金を支払っています。




一方、コンビニエンスストアチェーンのセブンイレブンなどは、独自のネットワークを構築することで充電を管理し、収益化しようとしている。ウォルマートも数年前からフォルクスワーゲンのEV部門と提携しており、現在では280ヵ所の店舗に充電スポットを設置しています。




充電がどの程度店舗での売り上げにつながっている愚弟的なデータはありませんが、メイン州ポートランドの店舗に設置されたテスラの充電スポットでは、平均して毎月約2000回の充電がおこなわれていて、間違いなく集客に繋がっています。




15年前はこういったEV充電設備を拡充することに意味を見出せなかったかもしれませんが、時代の移り変わりとともに、確実にあり方が変わってきていますね。




環境保全の時点でも勿論ですが、こういった時代推移は新たな技術が生まれるきっかけにもなると思います。




完全自動運転がやってくるのもそう遠い未来ではないかもしれませんね。

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