無印良品が旅館を救う
みなさまこんにちは
ホームエージェントの水谷でございます。
皆様は「無印良品」を利用されますか?
私は同社の直角に曲がっている靴下シリーズが好きで、もう何年もそれしか履いていないくらい愛用しているのですが、他にもコスメグッズであったり、食料品、洋服や家具等と幅広いラインナップがあり、長く愛されているショップですよね。
そんな無印良品を展開する良品計画が、既存の宿泊施設の客室をプロデュースする新事業「MUJI room」を開始すると発表しました。
客室の空きが埋まらない課題を抱える旅館・ホテルなどに対し、収益化のための解決策として提案するプロジェクトです。
同社はこれまで宿泊事業として、ホテル「MUJI HOTEL」や、滞在型宿泊施設「MUJI BASE」、キャンプ場「MUJI Camp」を展開してきましたが、「MUJI room」では、既存のホテルや旅館、貸別荘の空室などを「無印良品のある暮らし」を体感できる場としてプロデュースします。
プロデュース方法は「地域共生型」と「受託型」の2種類あり、 地域共生型では、良品計画が初期投資、PRと集客、予約管理までを担当。既存の建築を生かして、空間設計や地域体験をプロデュースします。宿泊事業者にとっては初期投資の必要なく空室だった客室が収益化し、地域全体のPRにもつながるという点をメリットとして打ち出す。
受託型では、事業者からの依頼により、同社が空間・サービスのデザインを手掛け、無印良品の商品を用いたアメニティーやフードアメニティー、寝具などを取り入れるとのこと。
それぞれ奈良県吉野町の老舗旅館「坂本屋」、大阪市の「リーベルホテル大阪」ですでにモデルケースが稼働しており、どちらも好評を得ているそう。
旅行スタイルの変化などにより、客室の空きが埋まらなくなった旅館・ホテルが、改善しようにも、資金不足や状況打破につながる企画が立てられないといった現状を「良品計画」が打破する事になります。
ライフスタイルに深く関係のあるブランドである「無印良品」。
培ってきた企画力が同プロジェクトで生かされ、地域が活性化されば、とても素晴らしいですよね。
引き続き靴下を買い続け、私は間接的ではございますが笑、貢献したいと思います。