世界がトヨタの言う通りになってきた
みなさまこんにちは
ホームエージェントの水谷でございます。
以前のブログでハイブリッド車への見解を世界に発信した「トヨタ」のお話をさせて頂きましたが、世界の自動車販売の動向が、いよいよその見解通りになってきました。
2024年1~6月の電気自動車(EV)の国内販売台数が、日本自動車販売協会連合会、全国軽自動車協会連合会の発表によると、前年同期比39%減となり、新車全体に占めるEVの割合がわずか1.6%だったそうです。
日本だけではなく、米国、欧州の国々でもEVの販売が減速しており、その一方でハイブリッド車(HV)とプラグインハイブリッド車(PHV)の販売が増加しています。
いったい何故でしょう?
以前、そもそもの価格がエンジン車より2~3割ほど高い、製造に必要なレアメタルを加工する際に発生するCO2が多い、充電設備のインフラが不十分という理由を挙げましたが、それに付随して新たな理由が出てきました。
・流通量が少ないため部品が出回っておらず故障時の修理代が高額になる傾向がある
・構造がエンジン車とは大きく異なるため修理自体が整備工場でできない可能性もある
・寒さに弱いという評判もあるため寒冷地では避けられる
・中古車市場でも需要が少ないため
・下取り価格がエンジン車と比べて低くなることも想定される
出るわ出るわですよね笑
しかもレアメタルの埋蔵地が途上国に偏っており、中国がすでに囲い込みを始めているとの話もあります。まるでウッドショックです。
こんな状況下でEVが普及するはずもなく、 アップルが取り組んでいた完全自動化機能を搭載するEV「アップルカー」の開発が中止となったり、独メルセデス・ベンツはすべてをEVにするとしていた目標を撤回したりと世界中が方向性を変えつつあります。
対し、ハイブリッド車、PHVは最小限のバッテリを搭載して日頃は電動モーターで走行し、必要時のみ熱効率が高くクリーンなエンジンで走行でき、採掘・生産コストが高いレアアース、レアメタルを大量に使用するEVと比べて、エンジン車は原材料が比較的安価であり、既存技術的を活かした製造が出来る事でコストが低く済むといういい事ずくしなのです。
トヨタは24年3月期決算が過去最高益になった要因として世界的なHV販売の好調をあげています。
長い目で見て、今まで培った技術を踏まえ、何が本当に地球にやさしいのか。
見抜いていたトヨタは本当に凄いと思いました。
世界中の自動車メーカーが追いついてきて欲しいものです。