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大正時代へタイムスリップ「揚輝荘」


みなさまこんにちは

ホームエージェントの水谷でございます。


皆様は「松坂屋」は行きますか?

私はコロナ化の影響もあり、足を運ぶ機会が少なくなりましたが、プレゼント等を購入する際によく利用していました。


その「松坂屋」の初代社長、15代「伊藤次郎左衞門祐民」氏の迎賓館として利用されていた別邸が実は覚王山エリアに博物館として存在します。


その名を「揚輝荘(ようきそう)」。




先日、私は足を運び、内覧させて頂きました。

当時は東京ドーム1個分の広さがあり、第二次世界大戦の被害や都市計画、マンション建設等で縮小してしまったのですが、当時の姿のまま庭園や建物が現存しており、内覧することが出来ます。


伊藤次郎左衞門祐民氏は仏教に信仰が篤く、昭和9(1934)年には4ヶ月のインド等へ仏跡巡拝旅行をしており、揚輝荘の建築の一部にはその文化が表現されており、異国情緒あふれる大正ロマンを感じさせる施設一帯は、まるでタイムスリップをしたような不思議な感覚に包まれます。


皇族、政治家、実業家、文化人など各界の名士が来荘し、園遊会、観月会、茶会などが数多く開かれたり、戦後はGHQの士官が拠点に使用されていた事もあったそうで、建物内の設備のホスピタリティがすごく、特に床暖房が設置された部屋は当時の生活水準を考えるとものすごくハイテクで、驚きました。


そんな「揚輝荘」ですが、2/29(月)まで、敷地の地下に展開されているトンネルを特別に公開するイベントが開かれていました。


このトンネルは(今はマンションが建築され無くなっていますが)隣のテニスコートや休憩する建物、現在の姫池通まで直結する地下通路として利用されており、老朽化による安全性の観点から普段は見ることが出来ません。

名古屋市から特別に許可が下りたという今回は、貴重な機会という事で見させて頂きました。




インドの文化が色濃く出た半地下室を進むと現れる空間。

その空間の先には何やら異質な雰囲気が。

そう、その先がトンネルなのです。


まるで鍾乳洞に訪れた時の様なあの独特な雰囲気。

防空壕として利用されていたそうで、歴史を感じさせます。

覚王山エリアに約170mもの地下トンネルを掘ってしまったという事ですから、現在の感覚から考えるととんでもない事ですよね。


何故このトンネルが掘られたかははっきりと判明していないそうですが、当時訪れていた余命間もない中国の要人が療養をするために作られた説が有力だそうです。


こんなタイムスリップな経験ができる素敵な場所である「揚輝荘」。


トンネルイベントは昨日で終了していますが、普段でも十分に楽しめる施設になっています。

平日なら人数もそこまで多くなく、係員の方の解説を聞きながら館内を回る事が出来ます。



◇入館料(一般の方):300円

 ※北庭園は無料で観覧できます。

◇開園時間:午前9時30分~午後4時30分

◇休園日:月曜日(祝日の場合はその直後の平日)


<聴松閣定時ガイド>

開始時間 ・・・ 午前 10時30分スタート/午後2時スタート


<所在>

名古屋市千種区法王町2-5-17



皆様もお近くに寄られた際は是非お立ち寄りください!

外観。「べんがら色」の外壁は虫よけの効果もあります。


車寄せ。西洋の趣向があり、モダンを感じさせます。


1階客間。暖炉部分い埋め込まれた鬼瓦は伊藤次郎左衞門祐民氏の趣味で収集されたもの。歴史的価値のあるものばかりです。


床暖房。ブリキの箱部分にコークスを入れて熱源にしていたそう。


半地下部分廊下にある壁画。釈迦を表現したとの事です。


トンネルへつながる空間。



今回特別公開されたトンネル。マンション建築で大部分が埋め立てられてしまっていますが、独特な雰囲気が歴史を感じさせます。


当時の敷地。現在は大部分が戦争の被害やマンション建築などで縮小されています。

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